シドニーの人気店が東京に上陸!
丼とお茶の専門店『Juan Bowl & Tea Tokyo』6/30オープン!
オーストラリア・シドニーで行列の絶えない人気店『Juan Bowl & Tea』。2017年にオープンした"丼とお茶の専門店"で、日本の食文化のひとつ「丼」とさまざまなお茶とのペアリングを提案。美しい盛り付けと繊細な味わいで、女性を中心に賑わっています。
そのお店が満を持して東京に上陸!東京・表参道に『Juan Bowl & Tea Tokyo』が6月30日(日)オープンします。
手がけるオーナーシェフの石黒杏奈さんは、ラジオDJなどのエンターテインメント業界で活躍し、ウェブデザイナーとしてキャリアも積んだ後に、料理業界へ飛び込みました。日本のホテルで修業後にオーストラリアに渡り、さらなる研鑽を積んで、『Juan Bowl & Tea』をオープン。当初は寿司店を想定していたそうですが、さまざまな事情から"表参道にあるようなおしゃれな丼ぶり屋"に変更。以来、美しくて美味しい丼ぶりとして、地元の人たちをはじめ、観光客も訪れるお店となりました。
『Juan Bowl & Tea Tokyo』は、まさに、表参道という街になじんだオシャレで美味しい丼ぶり専門店。厳選された食材を用いて「丼ぶりの御膳」スタイルで提供してくれます。
場所は表参道交差点から少し奥に入った閑静な路地。近くには大人気のパン屋やスイーツ店が並ぶ、トレンドに敏感な人たちが集まるエリアです。
半地下になった入口。黒い柱に笹の緑と白い暖簾が映えます。
店内は、カウンターとテーブルの全20席という、ほどよくこぢんまりとした広さ。落ち着いた色合いの店内に温かみを添える間接照明と木のテーブルがシックな印象を与えます。
板場には、日本の伝統文化のひとつ"盆栽"が飾られています。盆栽プロデューサー・小島鉄平さんの作品で、定期的に替わるそうです。また、お店でも使用している『畑萬陶苑(HATOMAN TOUEN)』の焼き物も展示してあります。まるで美術館のよう。
それではひと足お先にいただいた料理と『The Tea Company』のお茶のペアリングともにご紹介しましょう。
メニューはシドニーと同じく4種の丼ぶり。現地と日本では使う食材が異なるため、微調整は重ねていますが、味付けも基本的には同じだそう。米は国産米を使用し、プラス200円で「16穀米」に変更可能。御膳スタイルなので、メインの丼ぶりに、味噌汁、小鉢、漬物が付いてきます。
■「A5黒毛和牛まぶし御膳」3,480円
じっくり2時間かけて低温で火入れしたA5黒毛和牛のイチボのローストビーフを、ガーリックバターソース風味のライスに乗せ、自家製オニオンソースと地養温泉卵をトッピング。
なめらかな質感の黒毛和牛は噛むごとに上品な甘味と旨味が溢れ、まろやかな温泉卵とソースが絡んで、至福の味わい。
「ほうじ茶出汁」をかけて、味噌・海苔・あられ・ワサビと4種の薬味はお好みでのせてお茶漬け風にしていただける、まさに"和牛ひつまぶし"です。
■ペアリングティー:雲南紅茶 (+900円)
■「特選"くちどけポーク"とんかつ御膳」上ロース 3,280円/特上リブロース(限定5食)3,880円
群馬のブランド豚「くちどけポーク」のとんかつは、サクサクの衣とジューシーな豚肉が特徴。脂の融点が低いので、その名の通り、口の中で脂の旨味がぶわっと広がります。まずは、豚肉の断面に「与那国黒潮源流塩」を付けてシンプルに食べてみてください。
添えてあるのは、バターの風味たっぷりのふわふわの半熟卵やトマト。さらに、柚子ポン酢や胡麻味噌だれをお好みで合わせることで、新しい発見があります!バターとポン酢の相性がいいとは!! 見た目に驚きのボリュームですが、ペロリと食べられますよ。
■ペアリングティー:オーガニックレモンマートル茶 (+800円)
■「美桜鶏の極み海南鶏飯御膳」2,880円
レモングラスジンジャーライスの上に、皮目を芳ばしく炙った"美桜鶏"を豪快にどーんと乗せ、トマトのマリネとキュウリを彩り鮮やかにあしらったひと皿。さらにらっきょう、フライドエシャロット、レモンバームが味と食感のアクセントに。
食べ応え十分の美桜鶏は、塩麴やエシャロットでマリネしてから低温調理をしているので、しっとりと柔らかな食感。レモングラスの醤油を作って混ぜたという御飯もオリジナリティー豊か。ほどよい酸味がマッチした今までにない海南チキンライスです。ピリッと辛いチリソースをプラスすると、また違った美味しさを味わえます。
■ペアリングティー:金宣烏龍茶(キンセンウーロンチャ)(+800円)
■「至高の鰻ひつまぶし御膳」3,380円
特製の甘ダレを付けて炙り焼きにした鰻に、紫蘇や山椒を散らし、ふわふわの半熟オムレツで包み、さらにすりおろしたゴーダチーズをトッピング。ほうじ茶出汁をかけて、ひつまぶし風に変化を楽しんで。
オーストラリアで人気という"うなぎ×クリームチーズ"という組み合わせにヒントを得て、現地では「ハルミチーズ」を使用。日本ではなかなか入手できないので、ゴーダチーズでアレンジ。バターの風味が効いた半熟オムレツと、余熱でじんわり溶けるチーズに、和の鰻丼が合わさった不思議だけど、相性のいい組み合わせ。見た目も美しく、女性人気が高そうな一品。
■ペアリングティー:西湖龍井茶(シーフーロンジンチャ)(+900円)
どの丼ぶりも美しく、上品な味わい。器へのこだわりも感じられ、とても贅沢な時間を過ごせます。
また食後にぴったりのデザートも2品用意。
■「抹茶ティラミス」900円/御膳・お茶とセットで1,200円
日本らしく、桝を器にしたティラミス。香り高い宇治抹茶がやさしく広がる、甘さ控えめの味わい。
■「黒胡麻わらび餅」900円/御膳・お茶とセットで1,200円
毎日、練りたてを提供。海外ではその独特の口当たりで苦手意識のある「きな粉」の風味を生かしつつ食べやすいようにと、クリームを添えています。つるん・ぷるんとしたなめらかな食感がたまりません。
基本は和食ですが、オーストラリアで受け入れられるようにアレンジされた丼ぶりは、新しい発見で満ちています。香り豊かなさまざまなお茶とのペアリングも魅力的。また、日本酒などもラインアップする予定なので、そちらもお楽しみに。
表参道の隠れ家で、優雅な丼ぶりに舌鼓を打ってみませんか。
情報は2024年6月17日現在のものです。
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