目でも舌でも楽しめる"最高にちょうどいい"酒場
人形町『一天張』5/18オープン!
日が暮れると、通りのあちこちに大人が集まる飲み屋や居酒屋、ビストロなどが浮かび上がる街・日本橋人形町。
江戸情緒あふれる裏路地に、"最高にちょうどいい"酒場として『チュウノジョウ』が2022年10月にオープン。肩肘張らずに誰でも楽しめる酒場として、早くも連日大盛況の人気店の仲間入りをしました。
そこで、次なる"最高のちょうどいい"店としてオープンしたのが『一天張』。実はこのお店の同名店が佐賀県唐津市にあり、『チュウノジョウ』で腕を振るう重松シェフのご実家でもあるのです。玄界灘の豊富な海の幸を楽しめる『一天張』と同様に、こちらでも九州食材を使った料理が登場。もちろん、こちらも重松シェフがさまざまな絶品料理を生み出しています。
『チュウノジョウ』と同じく、"最高にちょうどいい空間作り"をコアコンセプトに掲げながらも、次なるステップとして登場したのがこの『一天張』。料理へのこだわりや独自性を強めに表現し、遊び心をふんだんに散りばめています。いわば上級編といった立ち位置。
こちらは、焼き鳥と野菜炉端を中心とした酒場。とはいえ、焼き鳥専門店ではなく、さまざまな美味しいものを提供してくれる酒場です。
路地裏に佇む一軒家。以前は古民家を改装したパン屋だったそう。古いタイル張りの外観がレトロでオシャレ。大きな看板はありませんが、真っ赤なライトに照らされた木彫りの店名が目を引きます。
1階は16席。食材が並ぶ大型のショーケースがあり、ライブ感も楽しめる立ち飲みスタイルで、ふらっと立ち寄りたくなる造り。
2階はテーブル席でコースをメインに楽しむ着席スタイルです。6人まで利用できる個室も完備。
それでは2階席で楽しめるコース「一天張コース」の中からいくつかの料理をご紹介しましょう。
【前菜プレート】
コースの始まりは、お品書きの説明が書かれたプレートから。
九州の旬の美味を少しずつ楽しめる、素敵な演出にワクワクもどんどん膨らみます。
・前菜3種(一文字ぐるぐる、呉豆富、鴨わさ)
【串焼き】
メイン食材の鶏肉は「つくば鶏」を使用。市場で購入するのでなく、地元・人形町の鶏肉屋で鮮度のいいものを買い付けています。職人が備長炭で絶妙な加減に焼き上げます。
■「もも」
パリッと香ばしい皮目と、ふっくらジューシーでしっかりとした質感のある肉。噛むごとに旨味が広がります。
【野菜炉端焼き】
■「新じゃが」と「アスパラ」
ホクホクの新じゃがと、パラリと散らした塩が甘味を引き立てるアスパラ。これぞ、シンプル・イズ・ザ・ベスト。野菜や海鮮は薪焼きにすることで、薪の水分が蒸気となり食材を包むので、ジューシーに仕上がるそうです。
■「雲仙ハムカツ」
長崎のご当地グルメ「雲仙ハム」を使用。豚肉100%使用のボロニアソーセージをサクッと揚げたハムカツ。ビールが欲しい…。
【串焼き】
■「つくね」275円
流行りのふわふわ系ではなく、肉々しく食べ応えのあるタイプの「つくね」。タレは佐賀『一天張』で50年(!)も継ぎ足している秘伝のタレを使っているそう。目の前でチーズを擦り下ろして雪のようにかけてくれる演出も盛り上がります!
■「かしわご飯と漬物」「鶏一番出汁のスープ」
小さめサイズが〆にうれしい。九州ではおなじみの鶏肉入り炊き込みご飯「かしわ飯」は、少し甘めの味付け。濃厚な旨味が引き出されたスープは、一番出汁というだけあって、上品な甘みで、たっぷりの針生姜がぴりっと引き締めてくれます。
「一天張コース」はこのほかにも一品料理やデザートなど全18品で3,900円!少しずつ美味しいものをいろいろといただいたら、単品オーダーももちろんOK。
「焼き物」は、「手羽先」「皮」「レバー」「砂肝」といった焼き鳥のほか、「豚」「ラム」「鴨」など。「炉端焼き」の野菜は、旬の野菜をはじめ、珍しい九州の野菜も登場します。
さらに一品料理も趣向を凝らした料理がずらり。「白レバぽんず」「イワシと梅の生春巻き」といった「前菜」、
「カニ味噌のトルティーヤピザ」「サーモン塩辛じゃがバター」などの「温菜」、
「ちいたけの天ぷら」「フライドラム」といった揚げ物、〆の「冷や汁」、デザートには「鯛焼き」まで!姉妹店『チュウノジョウ』をも凌ぐ、幅広いラインアップです。
そして、やはりこちらも単品は330~770円というリーズナブルな価格設定。
「コスパよりも美味しさを求める人がターゲット」とおっしゃいますが、いやいやコスパも抜群です。
ドリンクは、『チュウノジョウ』の2/3ほどに絞ったそう。ビール、レモンサワー、チュウハイ、ハイボール、自然派ワインなどひと通り揃っています。1階席限定の焼酎や果実酒もあるようです。気になる!
仕事終わりにふらっと立ち飲みするもよし、予約して2階でコースを楽しむもよし、隠し入り口から入店するサプライズもよし。
流行に左右されず、でも守りに入らない、新しい飲食店のスタイル。何度でも通いたくなる理由があふれる一軒が、人形町にまた誕生しました。
情報は2023年5月19日現在のものです。
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