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日本橋兜町・茅場町がパワーアップ!
魅力的な新店舗が12/6にオープン
日本橋兜町・茅場町
再活性化プロジェクト進行中
「人が集い、投資と成長が生まれる街づくり」をコンセプトに、「兜町らしさ」の再構築を目指す「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」。
2020年2月にオープンした『K5』をメインに、パティスリー&ベーカリー『ease(イーズ)』や、フレンチビストロ『Neki(ネキ)』などを特集したことがあるので、知っている人も多いはず。
以前の記事へのリンクはこちら
日本橋兜町・茅場町に新潮流! 先鋭的な話題の5店舗がオープン |
その後も2021年11月には、チョコレート&アイスクリームショップ『teal(ティール)』が誕生。元『パスカル・ル・ガック』の眞砂翔平氏と、『ease』の大山恵介氏がコラボした店舗としても注目を集めています。
眞砂氏は『Top of Patissier in Asia ベストショコラティエ受賞』の技術を。大山氏はミシュラン星付きレストランパティシエの経験が生み出す絶妙なバランスの食材の掛け合わせを活かしながら表現。
互いの個性を活かした唯一無二のチョコレート&アイスクリームショップは必食です。なお、お店のある場所は、渋沢栄一邸宅跡地に建てられた『日証館』。建物だけでも一見の価値はあります。
『KABUTO ONE』に
飲食コンテンツがオープン!
2021年8月に開業した、日本橋兜町の新しいランドマーク『KABUTO ONE(カブト ワン)』。その1階に、3つの飲食コンテンツが12/6(月)一斉にオープンします。
オールディ・ダイニングの『KABEAT(カビート)』、コミュニティカフェの『KNAG(ナグ)』、モダンスリランカレストランの『HOPPERS(ホッパーズ)』。
日本橋兜町の通りに、彩りとにぎわいを創出する3店舗は、どれもが個性いっぱい。その魅力を1軒ずつご紹介しましょう。
鼓動を生み出す新しい食堂
『KABEAT(カビート)』
メインコンセプトは「生産者を応援する食堂」。昔ながらの文化や伝統を受け継ぐ老舗、職人、または日本の風土を知り、丹精込めて農業を行う生産者を日本全国から発掘することを原点としています。
その食文化を継承し、生産者を応援してくために、食のクリエイターである6名の若手人気料理人が集結。現代のフードシーンに合わせてアップデートしていきます。
【メニューを監修した若手料理人&メニュー例】
●イタリアン『Don Bravo』/平雅一氏
『アッカ』や『タクボ』などの有名店や、イタリアの星付き店を経て、調布にて独立。和の食材を取り入れ、コースの最後にはこだわりのピザを出す、独創的なイタリアン。「国領の奇跡」と呼ばれるほどの認知を得ている。
・代表メニュー:「北海道産王様しいたけとカラスミのピザ」(1,760円)
(生産者食材:福田農園 北海道亀田郡 王様しいたけ)
●中華『O2』/大津光太郎氏
『トゥーランドット臥龍居』の脇屋氏の元で15年の修行を積んだ後、生まれ育った、清澄白河にて独立。当時は珍しかった「ナチュールと中華の組み合わせ」と、中華であることを忘れさせる様な繊細さが特徴。
・代表メニュー:「春菊とゆずの焼売」(660円)
(生産者食材:中野牧人「自然野菜のら」 千葉県我孫子市 春菊)
●アメリカン『The Burn』/米澤文雄氏
イタリアンの名店で修行後、NYの3つ星レストラン『ジャンジョルジュ』にてスーシェフを務め、『The Burn』のエグゼクティブシェフに就任。焦がす肉料理以外にもヴィーガンを得意とし、メディアにも出演するスターシェフ。
・代表メニュー:「安曇野豚とアサリのアレンテージョ」(1,650円)
(生産者食材:安曇野エコファーム 長野県安曇野市 安曇野げんき豚)
●和食『てのしま』/林亮平氏
京都の名店『菊乃井』で吉田氏を師事し、17年の修行を積む。その間に、機内食や豪華客船の開発なども経験。その後、青山で独立し、2020年と2021年にミシュランの1つ星を獲得。自らの出身地である瀬戸内を伝える活動も積極的に行う。
・代表メニュー:「ふぐの唐揚げ 塩レモン添え」(1,430円)
(生産者食材:菅秀和「たてみち屋」 広島県尾道市 レモン)
●フレンチ『Morceau』/秋元さくらさん
新宿『モンドカフェ』、白金『オー・ギャマン・ド・トキオ』などで料理の腕を磨き、2009年に『モルソー』をオープン。NHKの料理コーナーにレギュラー出演するほか、JR伊豆クレイルのメニュー考案、レシピ本の発行など幅広く活動する。
・代表メニュー:「平飼い有精卵とアボカドのグラタン」(1,210円)
(生産者食材:井上茂樹 「井上養鶏場」 神奈川県相模原市 卵)
●デザート『BIEN-ETRE』/馬場麻衣子さん
スペインの三つ星レストラン『サンパウ』の立ち上げに参加、シェフパティシエを務める。2010年に独立し『BIENETRE PATISSERIE』を、2017年にはジェラートとベイクの店『FLOTO』をオープン。全国各地の果物生産者とともに、素材を生かしたスイーツが話題。
・代表メニュー:「季節のフルーツのパフェ」(1,320円)
(生産者食材: PENTA FARM 愛媛県西条市 いちご)
店名は「KABUTO × EAT」の造語。「兜町」「食」「株」の3つの意味を持たせています。「BEAT=鼓動」として、生産者と料理人の熱意、クリエイターたちの手によってさらに活性化する「コト始めの街」兜町をイメージしています。
営業時間は9:00から23:00まで(予定)のオールディ・ダイニング。200坪、220席の広々とした大空間は食堂らしく活気があり、誰もが気軽に立ち寄れて自然と交流が生まれていきます。
表情を豊かにするカフェ
『KNAG(ナグ)』
店名の「KNAG」は北欧の言葉で「コート掛け」の意味。この街の人たちが「コートを掛けてくつろぐような場になれれば」という想いで名付けています。
肩の力を抜いてコーヒーを飲んだり、会話を交わしたり、お酒を楽しんだり…。日常に寄り添うカフェを目指します。
モーニングでは『Marked』のベーカリーで毎朝焼き上げたフレッシュベイクを『Coffee Wrights』のコーヒーと一緒に提供します。
ランチには、生産者から届いた新鮮な野菜や、こだわりの調味料を使用したデリやサラダを用意。
ディナーではパブのようなカジュアルな雰囲気で気軽にクラフトビールやワイン、食事を楽しめます。
店内には、ワークショップやイベント、ランチミーティングなど、用途に応じて利用できる個室も設置。新しいことをはじめてみたり、人とつながったり、街の人たちのコモンスペースとして活用できます。
『スパイスカフェ』の2号店
『HOPPERS(ホッパーズ)』
墨田区押上にある有名店『スパイスカフェ』の2号店となる『HOPPERS』。スリランカの家庭料理とストリートフードのモダンスリランカレストランです。
テーマはハレの日のスリランカ料理。ランチは、スリランカ料理で定食を意味する「ライス&カレー」や、店名にもなっている「ホッパー」を中心に、カラダにやさしい野菜たっぷりの家庭料理を提供。
ディナーはワインペアリングとコースを中心に、ワンランク上の料理を楽しめます。
新たなスパイス料理のスタイルを発信し続けてきた『スパイスカフェ』のスタンダードを継承しながら、スリランカ料理というジャンルで表現していきます。
ますます魅力的に生まれ変わる
日本橋兜町・茅場町界隈
『K5』をはじめ、『ease』『Neki』『Human Nature(ヒューマン ネイチャー)』『Stockholm Roast(ストックホルム ロースト)』『Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)』などの誕生によって、どんどんアップデートされていく日本橋兜町。
そして今回オープンした『KABEAT』『KNAG』『HOPPERS』。まだまだ話題になりそうな店舗が増えていく予定なので、今後の展開も楽しみです。
これまで日本橋兜町・茅場町に足を運んだことの無い人はもちろん、近隣に勤めている人も、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょう。きっと街の魅力に驚きますよ。