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「ドライブスルー八百屋」が「野菜炒め」!?
『肉野菜炒め ベジ郎』渋谷にオープン!
コロナ禍で注目を集めた
「ドライブスルー八百屋」とは?
「ドライブスルー八百屋」で旋風を巻き起こした野菜の卸売『フードサプライ』が新業態をスタート。八百屋がつくる野菜炒め専門店『肉野菜炒め ベジ郎』を渋谷に12/1(水)オープンしました。
ちなみに「ドライブスルー八百屋」とは、コロナ禍で新しく誕生した非接触方式の「野菜販売スタイル」のこと。
もともと関東圏を中心に約5,000店舗の飲食店に向け野菜の卸売を展開している『フードサプライ』。しかし緊急事態宣言などで飲食店の営業ができなくなり野菜の注文がストップ。
同時に、スーパーなど大勢の人が集まる場所を遠ざける消費者。その両者の架け橋として、車から降りずに野菜を購入できる「ドライブスルー八百屋」が生まれました。
待ち時間が無く、人との接触を極力避けられることから人気も急増。サービスを開始して約1カ月で、全国9拠点で販売。さらに販売する地域は拡大していきました。
結果として「生産者支援」「食材の廃棄ロスを防ぐ」「ドライブスルー形式なので人との接触が少ない」「セット販売のため商品の購入時間の短縮につながる」「卸業者から直接購入できるので安価で安心して気軽に購入できる」などメリットも盛りだくさん。
「ドライブスルー八百屋」を踏まえ
野菜の新しい流通をつくり出す!
「ドライブスルー八百屋」は、最終的に全国展開へ。6万人が利用したとのこと。そして取り組みが評価され、青果卸事業が主体の企業として初めて『外食アワード2020・中間流通・外食支援事業者部門』を受賞したのです。スゴイ!
その経験を踏まえたうえで打ち出した企画は「美味しい野菜をつくっている生産者と野菜不足に悩む消費者をつなぐ」こと。
コロナ禍での飲食店休業等に伴い、卸先を失った各地の生産者は大きな打撃を受け、収穫した野菜も廃棄せざるを得ない状況が続きました。
その一方で、多くの人が野菜不足を感じているという現状もあります。
成人の野菜摂取目標量の350グラムに対して、日本人の平均摂取量は290グラム。20~40代では7割弱しか摂れていません。<出展:厚生労働省「国民健康・栄養調査」(令和元年)>
そこで行き場を失った野菜を活用しながら、野菜をより多く消費できる業態として「野菜炒め」に着目したのです。
野菜をたっぷり食べられる!
濃厚な味わいの進化系野菜炒めが誕生
野菜をたっぷり食べるために、重視したのは美味しさと満足感。背脂を加えた濃厚な味わいの進化系「野菜炒め」は400グラムの野菜を使用。一皿で1日分の野菜を美味しく摂取できます。
もちろん「400グラムの野菜」というと、かなりの分量です。サラダで食べるにはちょっと難しいかもしれません。でも「野菜炒め」なら火を通すことで、かさも減り、思ったよりもたくさんの野菜を食べられます。
「野菜炒め」のベースは、キャベツ・ニンジン・タマネギ・モヤシ。そのほかにも、季節の野菜をはじめ、農家でつくりすぎた野菜も追加していく予定とのこと。
また「野菜炒め」の味にも飽きないよう、醤油・ポン酢・味噌の3種から選択が可能。さらにボリューム満点の唐揚げをのせた「肉野菜炒め」、無料でトッピングできる背脂など、「ラーメン屋」感覚で、自在にアレンジできるとこも魅力です。
醤油・ポン酢・味噌の味わいに
追加野菜・肉・背脂を好みでチョイス
■「野菜炒め(醤油 / ぽん酢 / 味噌)」(500円)
■「野菜炒め定食(醤油 / ぽん酢 / 味噌)」(600円)
上記の「野菜炒め」をベースに、以下の価格でカスタマイズすることができます。
【野菜の量】
・普通(400グラム)…0円
・マシ(500グラム)…0円
・マシマシ(600グラム)…+50円
・少なめ(300グラム)…0円
【背脂】
・中油(20グラム)…+0円
・大油(40グラム)…+0円
・鬼油(80グラム)…+50円
・なし…0円
【そのほか】
・追加パクチー…+50円
・追加バター…+50円
【定食】
・ご飯+スープ…+100円
■「肉野菜炒め(醤油 / ぽん酢 / 味噌)」
(肉中盛り<100グラム 700円、肉大盛り<150グラム>800円、肉特盛り<200グラム>900円)
■「肉野菜炒め定食(醤油 / ぽん酢 / 味噌)」
(肉中盛り<100グラム 800円、肉大盛り<150グラム>900円、肉特盛り<200グラム>1,000円)
鶏の唐揚げをのせたボリューム満点の「肉野菜炒め」もおすすめですよ。
ランチや仕事帰りに立ち寄って
美味しく野菜チャージできる定食屋
営業時間は11時から23時まで。通しで営業をしているので、ランチや夕食、ちょっと遅めの夜食など、気軽に立ち寄れるところも最大の魅力。
ちなみに、今回いただいたメニューは以下です。
■「肉大盛り<150グラム>」+「野菜の量は普通」+「大油」+「定食」
味付けは「ぽん酢」をチョイス。背脂をたっぷり追加しても、さっぱりした味わいなので意外にペロッと食べられます。そしてビールも進みます。
しかも「生ビール(キリン一番搾り)」は、いつでも「200円」。仕事終わりの「ちょい飲み」にもぴったり。
なお卓上には「味変」用の「カレー粉」と、辛味調味料の「激辛注意!ベジの素」を用意。最後まで飽きずにいただけます。ちなみに「激辛注意!ベジの素」は、かなり辛いので、「味変」の際にはご注意を。
生産者から仕入れる新鮮な野菜を、より多く消費できる業態としてオープンした野菜炒めの専門店『肉野菜炒め ベジ郎』。
進化系野菜炒めで野菜不足の解消はもちろん、1日分の野菜を気軽にチャージしてみてはいかが。