コレって、ちょっとイイかも!
SDGsな最新グルメ
環境問題、食料問題、フードロス問題…
SDGsな取り組みをグルメの分野からピックアップ!
美味しく、楽しく、まじめに食の未来をお伝えします。
傷リンゴを活用したアップルパイ風味ビール
「アップルシナモンエール」秋冬限定発売!
長野県伊那市の「傷リンゴ」が
「アップルシナモンエール」に
長野県伊那市の「傷リンゴ」を活用したビール「アップルシナモンエール」が『サンクトガーレン』から秋冬限定で販売します。
『サンクトガーレン』とは「日本の元祖クラフトビール(地ビール)」といわれる老舗マイクロブルワリー。国際ビール大賞に3年連続最多メダルを獲得、金賞も多数受賞する、日本最老舗地ビール会社です。
「アップルシナモンエール」に使用している「傷リンゴ」は、風に揺られ枝と擦れて傷や割れ、色や形(サイズ)にバラつきがあるなど、通常品としては売り物にならない果実を買い取ったもの。
台風が直撃した年には、その被害にあった果実も活用しています。
こういった「傷リンゴ」は収穫量全体の3分の1にもなるとのこと。これらを加工品に有効活用することで食品ロス削減につながり『SDGs』の達成にも貢献しています。
リンゴを焼いて、仕込んで、
アップルパイ風味のビールに!
約500個の「傷リンゴ」を厚木市内の製パン店のオーブンで「焼きリンゴ」にするところから「アップルシナモンエール」の製造はスタート。
その様子はビール造りというより、まるでお菓子づくり。1日かけてリンゴを焼き、翌1日かけてビールを仕込んでいきます。
「アップルシナモンエール」のベースは、軽く焦がした麦芽(モルト)「カラメルモルト」を特徴的に使用した琥珀色のビールです。
このモルトは食べるとカラメルソースのような甘く香ばしい味がします。そしてビールにも同様の風味をもたらします。
その風味と焼きリンゴといった副原料の要素が相まって、アップルパイのような味わいのビールになっていくのです。
ハロウィンバージョンの
「アップルシナモンエール」も
1回の仕込みに使用しているのは約500個のリンゴ。1シーズンで2500~3000個のリンゴを使う見込みとのこと。
9月は「つがる」、10月は「ジョナゴールド」「紅玉」「シナノスイート」、11月は「ふじ」…と、季節の移ろいとともに旬の品種を使っています。
またラベルのリンゴ部分が「ジャック・オー・ランタン」になったハロウィンラベルを10月末まで販売。ハロウィンというと、日本ではカボチャですが、欧米ではリンゴも欠かせないもの。見た目のかわいさはハロウィンのギフトにもぴったり。
アップルパイ風味のビール、ちょっと飲んでみたくなりませんか?