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サーキュラーエコノミーを実現!
サステナブルな野菜スープが誕生
『ロイヤルパークホテル』から
オニオンスープとコーンスープ誕生
『株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ』と『三菱地所株式会社』が、サステナブルな野菜を使ったスープを開発。『ロイヤルパークホテルズ』の一部にて、8/25(水)より期間限定で提供します。
スープは2種類。「コーンスープ」と「オニオンスープ」です。トウモロコシとタマネギをそれぞれ冷製と温製のスープに加工。野菜本来の甘さと旨味を活かした、野菜そのものを感じられるスープに仕上げています。
その一番の特徴は「サーキュラーエコノミー(循環資源)」の実現。実は『皇居外苑濠』の水草や、生分解性ストローを堆肥に活用して、スープの食材になるトウモロコシとタマネギをつくっているのです。
『皇居外苑濠』の浄化施設を備えた
『大手門タワー・ENEOSビル』
もともと『皇居外苑濠』では、慢性的な水質悪化が進行しています。そのため『皇居外苑濠』に隣接する『大手門タワー・ENEOSビル』の建物の下に、民間初の取り組みとして『皇居外苑濠』の水質改善に寄与する浄化施設を導入しているのです。知っていましたか?
浄化施設の年間浄化量は約500,000立方メートル。濠の水位低下を避けるため、巨大な貯留槽も整備。『皇居外苑濠』を浄化することで、在来種や希少な水草などの生態系の保護に寄与しているのです。
さらに『三菱地所グループ』の社員によって、大手濠での生物調査なども実施。2020年度は『東京都レッドリスト2020』にて絶滅したとされる「ミゾハコベ」の復元に成功しています。ちょっとスゴイ。
『三菱地所グループ』が実施する
「大地への恩返しプロジェクト」
『三菱地所グループ』では、2019年から「大地への恩返しプロジェクト」と題して『皇居外苑濠』から刈り取った水草「ヒシ(菱)」を堆肥化。山梨県北杜市の農家と連携して、野菜の栽培を行っています。
同時に『株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ』では、一部ホテルの飲食店舗などで使用しているストローを、生物分解性樹脂「BioPBS?」に変更。そして生物解性ストローから成る堆肥を活用して、長野県諏訪郡原村の農家とも連携。野菜の栽培を行っています。
その野菜を『三菱地所グループ』が購入。『ロイヤルパークホテルズ』の食材として活用することで、都市と地方をつなぐ資源循環の仕組みを構築しているのです。
野菜そのものの旨味を感じる
コーンスープとオニオンスープ
トウモロコシとタマネギが栽培されている八ヶ岳は標高1,000メートル。寒暖差は15度。霧が発生することで野菜もみずみずしくなります。トウモロコシの糖度はメロンよりも高く、タマネギはハリのある仕上がりに。
冷製の「コーンスープ」は、ざくざくとした食感を楽しめる「食べるスープ」に仕上げています。生でも美味しい新鮮なトウモロコシの糖度は、なんと18度。純粋な甘さを引き立てるため、あえて牛乳と生クリームの量を最小限にして、塩と胡椒をきかせたシンプルな味わいにしています。
温製の「オニオンスープ」は、クリーミーな仕上がり。生サラダでも食べられる素材の甘味をさらに引き出すため、タマネギをミキサーにかけてから、じっくりとバターでソテー。ブイヨンと牛乳で煮込んでいます。口に含むと広がる、タマネギのまろやかな味と香りを楽しめます。
トウモロコシとタマネギ以外にも
楽しめる野菜は盛りだくさん!
タマネギと同じく「ヒシ(菱)」を含む堆肥で栽培されたニンニクは『横浜ロイヤルパークホテル』の地下 1 階にある鉄板焼『よこはま』で「ホイル焼き」や「ガーリックライス」などで提供。
また、サステナブルな野菜を家庭でも楽しめるように『ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8』と『ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮』でマルシェも開催します。
もちろん飲食店テナントを通じて、丸の内エリアの就労者や来街者にも提供しているので、機会があったら「サーキュラーエコノミー(循環資源)」で取り組む、サステナブルな野菜をぜひ味わってみてください。