コレって、ちょっとイイかも! SDGsな最新グルメ

環境問題、食料問題、フードロス問題…
SDGsな取り組みをグルメの分野からピックアップ!
美味しく、楽しく、まじめに食の未来をお伝えします。

日本橋兜町・茅場町に新潮流!
先鋭的な話題の5店舗がオープン


金融街として発展してきた
日本橋兜町・茅場町という街
1923年築の旧第一銀行の建物

日本最大の金融街として知られている日本橋兜町・茅場町。その歴史は長く『東京証券取引所』の前身となる『東京株式取引所』が開設されたのが明治11年。そこから徐々に「証券の街」として繁栄していきました。

約100年後のバブル時代には、アメリカのウォール街と並ぶ世界の金融センターにまで成長。日本橋兜町・茅場町には、証券マンはもちろん、たくさんの飲食店が並び、街もにぎわっていたといいます。

日本橋兜町・
茅場町再活性化プロジェクト
「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」のマップ

ところが近年は、株式売買のコンピューター化をはじめ、ネット証券の台頭、証券会社の移転などが急増。通りから人の姿は消え、同時に周辺の飲食店なども減っていきました。

そのため現在は「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」を推進。コンセプトは「人が集い、投資と成長が生まれる街づくり」。歴史ある建物を活かしたリノベーションなど「兜町らしさ」の再構築を目指しています。

プロジェクトのスタートは
2020年2月にオープンした『K5』
『K5(ケー・ファイブ)』の外観

複合施設『K5(ケー・ファイブ)』がオープンしたのは2020年2月。築100年近い旧『第一銀行』の別館をリノベーション。空間デザインは、スウェーデン・ストックホルムを拠点とする建築家ユニット「CLAESSON KOIVISTO RUNE」が監修しています。

『K5(ケー・ファイブ)』の客室

地上2階から4階のホテルは全20部屋、4タイプを用意。すべての客室にレコードプレーヤーを設置しているところもオシャレ。

天井の高い歴史的な建造物の重厚感を活かしつつ、北欧、和のテイストを絶妙なバランスでブレンド。解放感いっぱいの、スタイリッシュで、心地よい空間に仕上がっています。

実は有名店が勢ぞろいする
『K5』のカフェやレストラン
『K5(ケー・ファイブ)』にある地下1階のビアホール『B(ビー)』

地下1階から地上1階には飲食施設を設置。地下1階のビアホール『B(ビー)』は、N.Y.のクラフトビールメーカー『BROOKLYN BREWERY(ブルックリン ブルワリー)』の世界初となる旗艦店です。

『K5(ケー・ファイブ)』にあるレストラン『CAVEMAN(ケイブマン)』

1階には、レストラン『CAVEMAN(ケイブマン)』、コーヒーショップ『SWITCH COFFEE(スイッチ コーヒー)』、バー『青淵(アオ)』の3店を備えます。

『K5(ケー・ファイブ)』にあるコーヒーショップ『SWITCH COFFEE』

『CAVEMAN』は、目黒の人気レストラン『Kabi(カビ)』がプロデュースする新店舗。『SWITCH COFFEE』は、目黒と代々木八幡に店舗を構える人気コーヒーショップの3店舗目。「青淵(アオ)」は、本を読みながら漢方をベースにしたカクテルを楽しむことができるライブラリーバーです。

「グレー」な街の印象を
もっと「カラフル」にしていく
『Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)』のビールイメージ

そもそも、日本橋兜町・茅場町は「金融街」「証券の街」と呼ばれていたこともあり、街のイメージは「グレー」が一番近いかもしれません。

その「グレー」の色合いを「カラフル」に生まれ変わらせるために、5軒の新たな話題店が集結しました!

2020年7月から8月にかけて
5つの独立系飲食店舗が順次開業
5店舗の店主

パティシエ大山恵介氏が手がけるパティスリー&ベーカリーの『ease』。

フランスで研鑽を積んだ西恭平氏によるビストロ『Neki』。

ナチュラルワインを気軽に楽しめる『Human Nature』。

自家焙煎するコーヒースタンド『Stockholm Roast』。

そして日本初上陸のスウェーデンのブリュワリー&ビールスタンド『Omnipollo』。

すべてが、2020年7月から8月にかけて順次オープンします!

■『ease(イーズ)』
『ease(イーズ)』のスイーツ

京橋『イデミスギノ』などで経験を重ねた後に渡仏。帰国後は、予約の取れない星付きフレンチ『シンシア』の立ち上げからシェフパティシエを務めるなど、輝かしい経歴を持つ大山恵介氏。

『ease(イーズ)』のスイーツ

彼が新たに開業したお店はパティスリー&ベーカリー。コンセプトは「安心して、肩肘張らずに食べられるお菓子」。

『ease(イーズ)』のスイーツ

山葵の清涼感を遠くで感じるショートケーキ、酸味あるアマゾンカカオのシュークリームなど約15種類の生菓子に、フィナンシェなどの焼き菓子、パンをラインアップ。

『ease(イーズ)』の店内

店内にはカウンター席を設置。目の前で仕上げる季節のデセールも提供しています。料理人コンペディション「RED-U35」で、唯一パティシエとしてシルバーエッグ獲得した大山恵介氏ならではの味わいをぜひ堪能しましょう。

■『Neki(ネキ)』
『Neki(ネキ)』の料理

フランスで研鑽を積んだ後、『キュイジーヌ(S)ミッシェルトロワグロ』などのグランメゾンを経て、渋谷の人気店『ビストロ・ロジウラ』のシェフを務めた西恭平氏。

『Neki(ネキ)』の料理

彼の手がけるレストランは、カジュアルな雰囲気のなか、本当に美味しい料理と自然派ワインを気軽に楽しめるビストロスタイルのお店。

『Neki(ネキ)』の料理

火入れにこだわった肉や、旬の野菜を自由に組み合わせた「親しみのなかに、どこか新しさを感じる料理」をラインアップします。

『Neki(ネキ)』の店内

店内は「ライブ感」を楽しめるように広いカウンター席も設置。1日の終わりに、スタッフとの会話を楽しみながら軽く1杯…というのもオシャレに楽しめます。

■『Human Nature(ヒューマン ネイチャー)』
『Human Nature(ヒューマン ネイチャー)』のイメージ

中野区南台にあったナチュラルワイン(自然派ワイン、ビオワイン、ヴァンナチュール)専門の酒販店が移転オープン。独特なワインのセレクトに定評がある高橋心一氏が、アートやカルチャーを愛する仲間と共に展開します。

『Human Nature(ヒューマン ネイチャー)』の外観

イメージは「酒屋の<角打ち>のフォーマットをアップデートした空間」。多様な人やカルチャーが交流する酒屋を目指しています。

『Human Nature(ヒューマン ネイチャー)』のイメージ

メニューには、自然派ワインの風味を活かしたシャリキュトリーなども用意する予定。コーヒースタンド『Stockholm Roast』と同居しているので、お酒が苦手な人と一緒でも、気軽に立ち寄れるところが面白い。

■『Stockholm Roast(ストックホルム ロースト)』
『Stockholm Roast(ストックホルム ロースト)』のイメージ

『Human Nature』と同居するコーヒースタンドは、スウェーデンのストックホルム郊外でスタートしたマイクロロースター『Stockholm Roast』の東京チームとコラボレーションする店舗。

『Stockholm Roast(ストックホルム ロースト)』のイメージ

オープンから約半年間は、スウェーデンから焙煎したコーヒー豆を輸入。その後は、焙煎機を店内に設置。オリジナルローストのコーヒーを展開していく予定です。

『Stockholm Roast(ストックホルム ロースト)』のイメージ

また夜の時間帯には、コーヒーカクテルもラインアップ。朝から夜まで、カジュアルに楽しめる「ありそうで無かった」コーヒースタンドです。

■『Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)』
『Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)』のビール

スウェーデン・ストックホルムの人気クラフトビール『Omnipollo』が日本に初めて上陸。しかもビールスタンドはスウェーデンに3店舗、ドイツに1店舗、そして今回の東京の店舗はアジア初進出です。

『Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)』のビール

ビールの特長は「料理からインスパイアされたフレーバー」。芳醇な香りが心地よいピルスナーから、コーヒー・チョコレート・キャラメルの濃厚な甘さを感じるインペリアルスタウト、さらにはフローズン・ビールをのせたインパクトのある種類まで多彩にラインアップ。

『Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)』のフード

ブリオッシュをベースにしたホットドッグなども用意しているので、ビールと一緒に楽しんでみては。

『Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)』の店内

店舗に選んだ建物は、約70年もの間、日本橋兜町で親しまれてきた元鰻屋の物件。ポップな空間デザインと、歴史を感じる天井の梁とのコントラストも見ものです。

ますます魅力的になる
日本橋兜町・茅場町
『ease(イーズ)』のスイーツ

『K5』をはじめ、『ease(イーズ)』『Neki(ネキ)』『Human Nature(ヒューマン ネイチャー)』『Stockholm Roast(ストックホルム ロースト)』『Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)』の誕生によって、劇的に空気感がアップデートされた日本橋兜町。

まだまだ魅力的な店舗が増えていく予定なので、今後の展開が楽しみです。これまで日本橋兜町・茅場町に足を運んだことの無い人はもちろん、近隣に勤めている人も、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

きっとリピートしたくなるはずですから。

『Neki(ネキ)』の料理
店名 ease(イーズ)
住所 東京都中央区日本橋兜町9-1
店名 Neki(ネキ)
住所 東京都中央区日本橋兜町8-1
店名 Human Nature(ヒューマン ネイチャー)
Stockholm Roast(ストックホルム ロースト)
住所 東京都中央区日本橋兜町9-5
店名 Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)
住所 東京都中央区日本橋兜町9-5

情報は2020年8月1日現在のものです。



>>「SDGsな最新グルメ」 バックナンバーTOPへ

更新

こちらの記事もおすすめ

エリアから記事を探す

東京都心

東京その他

神奈川

関西

東海

その他

料理ジャンルから探す

利用シーンで探す

美味ごはん記事一覧へ>>