トレンドパトロール
昭和レトロブームがグルメにも！
復刻“グルメ”ブーム 2023
昭和レトロという言葉が使われて久しい昨今。
昭和生まれの人にとっては少し複雑ですが…。
音楽に欠かせない「カセットテープ」。
ダイヤル式のアナログ「電話機」。
「レコードプレーヤー」に「ソノシート」。
「写ルンです」や「チェキ」…。
でも平成生まれの人には新鮮なものばかり。
もちろんそれは「グルメ」も同じ。
近年注目を集める「復刻グルメ」とは？
話題の「復刻グルメ」をご紹介しましょう。
『江崎グリコ』の「令和の！ポッキー・オン・ザ・ロック」キャンペーンイメージ
『江崎グリコ』では、「ポッキー・オン・ザ・ロック」を現代版に進化させた「令和の！ポッキー・オン・ザ・ロック」キャンペーンがスタート。レシピコンテストや全国の純喫茶とのコラボ、的場浩司さんを起用した新ビジュアル公開も実施。
もちろんコラボする飲食店では、オリジナルアレンジの「クリームソーダ」といった限定グルメを楽しめます。また期間中はレトログッズが当たるプレゼントキャンペーンも展開。お見逃しなく！
また『ロッテ』は、2022年の「クイッククエンチ-Cガム」「コーヒーガム」復刻発売に続き、2023年4月18日より2種類のガムをラインアップ。
1954年から1997年頃まで発売していた「スペアミントガム」。1995年から2000年頃まで発売していた「マンゴスチンガム」。当時の思い出と、懐かしい味の両方を噛みしめてください。
『ロッテ』の「スペアミントガム」と「マンゴスチンガム」
『まるか食品』の「ペヤング ディアーヌードル（DEAR NOODLE）」
『まるか食品』は、2003年に発売したリーズナブルな価格のカップラーメン商品「ペヤング ディアーヌードル（DEAR NOODLE）」の3種類のフレーバーを復刻発売します。
野菜や牛肉の旨みを効かせた、あっさりながらも濃く深い味わいのしょうゆスープが特徴の「しょうゆ味」。濃厚でまろやかな味わいのみそスープが自慢の「みそ味」。ローストガーリックの効いた、あっさりとしたしお味のスープが麺と相性抜群の「しお味」。好みで選んでみて。
そもそも「ペヤング」は「カップ焼きそばのブランド」として知られていますが、カップ麺の製造は1973年から、カップ焼きそばは1975年から。つまり「ペヤング ヌードル」は「ペヤング ソース焼きそば」より歴史が長いのです。
『まるか食品』の「ペヤング ソース焼きそば」イメージ
『森永乳業』の「マウントレーニア カフェラッテ カカオミント」
『森永乳業』は、「マウントレーニア」発売30周年を記念して「マウントレーニア カフェラッテ カカオミント」を復刻。2023年6月13日より全国にて期間限定発売中。爽やかなミントが香る夏にぴったりなフレーバーは、今回初めて知った方にも色あせない味わいです。
もともと2023年の初旬に「マウントレーニア復刻フレーバー総選挙」を実施。過去に発売した人気フレーバー8品の中から「また飲みたいフレーバー」に投票してもらった結果「カカオミント」が1位に。
また『アサヒビール』の「マルエフ」も、実は歴史があるのをご存じですか？ 1986年の「ユウヒ（夕日）ビール」と言われるほどの低迷期に、不死鳥のような復活の願いを込め「マルエフ」という開発記号でビールを開発。試行錯誤の末に「コクがあるのに、キレがある。」というこれまでになかった、まったく新しい味わいが誕生。「アサヒ生ビール」という名前で売り出され大ヒットしました。
なお現在は「アサヒ復活ビール総選挙」を実施。上位商品を発売予定とのこと。何が選ばれるのか楽しみです。
『ファミリーマート』では、復刻アイスが続々登場中。当時を知る人にとっては 懐かしく、若年層の人には新鮮さを感じながら楽しめる商品になっています。
2022年には、1980年代にヒットしたなつかしの『ロッテ』のアイス「クロキュラー」「アオキュラー」を復刻発売。見た目の色と味のギャップが反響をよび、ドラキュラが登場する特徴的なテレビCMも話題となりました。
同時に、1982年に『フタバ食品』から発売された「里のくり」もラインアップ。当時では珍しい栗を使ったアイスはファンも多いのでは？
さらに2023年4月には『明治』の「うまか棒 チョコナッツ」を新たに復刻発売。今後の展開が気になりますね。
『マクドナルド』では「平成バーガー大復活」をテーマに、2023年5月31日から期間限定で「たまごダブル」「焙煎ごま えびフィレオ」「ジューシーチキンブラックペッパー」を復刻販売。すでに一部の店舗では販売を終了しているほどの大人気ぶり。「チョベリグ」な美味しさを楽しみましょう。
また『松屋』では、2023年5月から「平成レトロ復活メニュー」を実施。5月30日には「トンテキ定食」、6月6日には「トマトカレー」、そして6月13日からは第3弾として「チキン定食」を復刻販売。ファンの間でも噂にしか聞いたことがないという幻の商品が、40年以上の時を経て、期間限定復活します。
さらに『吉野家』では、2004年３月から販売していた「豚丼」が復刻。従来の「豚丼」特製たれに豚肉のエキスと旨味を濃縮した成分や生姜を追加。豚肉の厚さは従来の1.3ミリから 1.5ミリ へと変更するなど、豚肉本来の旨味がより感じられ、食べごたえのある商品に仕上げています。味わいと食べごたえに磨きをかけた「豚丼」をどうぞ。
昭和21年に甘味と喫茶の店として誕生した『アマンド（ALMONDE）』。ちなみに「アマンド」の由来は「甘人（あまんど）」からきているって知っていましたか？
現在『アマンド』では「アマンド昭和パーラー」と「アマンド昭和食堂」を展開中。昭和から続く、苺をふんだん飾ったミルフィーユ“ナポレオンパイ”をパフェに仕立てた「ナポレオンパイのパルフェ」など、「アマンド昭和パーラー」のメニューでは、昭和の甘味を彩ってきた『アマンド』ならではの昭和コンシャスなデザートをラインアップ。
また「アマンド昭和食堂」では、昭和39年開店の「赤坂レストランルーム」と、昭和41年開店の「霞町レストランルーム」で、たくさんの人たちに愛された『アマンド』の洋食が勢ぞろい。昭和40年代の人気メニュー「海老の特製クリームソースのスパゲティ～コスモポリタン～」をはじめ、赤坂と霞町で生まれたレシピを復刻版メニューとして提供します。
『アマンド』で食べた懐かしい味わいを楽しんでみてはいかが？
『東京プリンスホテル』では、昭和の面影が残るホテルのレストランをホッピングできるステイプラン「トーキョーレストランホッピングステイ」を2023年6月1日（木）から8月31日（木）まで提供中。
昭和39年の開業当時と変わらない『東京タワー』の絶景を眺めながら食事を楽しめるテラスレストランも用意。現在もホテルの随所に当時の面影が残っており、昭和の懐かしく温かな空気に包まれながら幸せなひと時を過ごすことができます。
たとえばロビーに面した開放的な空間の『ティーサロン ピカケ』では「プリン・ア・ラ・モード」も用意。ノスタルジックな時間をゆっくり満喫してみては。
『東京プリンスホテル』の「プリン・ア・ラ・モード」
『新横浜ラーメン博物館』の「あの銘店をもう一度」の第１弾・和歌山「井出商店」の「中華そば」
『新横浜ラーメン博物館』では、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日からスタート。過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクトを実施しています。
2023年6月27日から7月17日までは「あの銘店をもう一度」の第18弾として、佐賀・唐津『らぁ麺 むらまさ』が出店します。『支那そばや』店主・佐野実氏が最後のプロデュースした店舗としても有名です。
この先もまだまだ続きますので、もしかしたら「あの当時に食べた、あの一杯」に出合えるかもしれませんよ。
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