トレンドパトロール
自販機から高級ブランドまで!
進化する冷凍グルメ2023
コロナ禍により大きく変わった食生活。
「外食減少」「内食増加」は周知のとおり。
もちろん「冷凍グルメ」も内食のひとつ。
「利便性」や「保存性」は従来のまま。
そこに近年は「付加価値」がプラス!
高級ホテルの料理を通販で。
行列ラーメン店の味を自販機で。
地方にある人気店のパンをサブスクで。
新たな価値を持つ「冷凍グルメ」とは?
注目の「冷凍グルメ」ご紹介しましょう。
《1》【冷凍自販機】
有名店の味を自販機で購入できる
「冷凍自動販売機」の代表といえば、全国にある有名店のラーメンを買える『ヌードルツアーズ』。180カ所以上に設置しているので見かけた人もいるのでは? もしかしたら、すでに購入済とか。24時間いつでも好きな時に買えて、スープは湯せん、麺は茹でるだけ。そのカンタン調理で、自宅にいながら有名店のラーメンを味わえるメリットは大きいです。
またラーメンだけに限らず『スシロー』に設置した『京樽』の「冷凍鮨自販機」も登場。こちらは電子レンジで温めるタイプです。そのほかにも長崎ちゃんぽんの『リンガーハット』や、牛丼の『松屋』の「冷凍自動販売機」もあります。
最近では、全国の有名店や絶品グルメの「冷凍自動販売機」を集めた『グルメスターズ』もオープン。さらに大阪では、「冷凍自動販売機」を複数台設置した『冷食万博~グルメ’expo365~』も始動。勢いが止まりません。
全国のパン屋さんから焼き立ての状態を閉じ込めた「冷凍パン」が届くサブスクリプションサービス『パンスク』。名前を聞いたことのある人も多いのでは。パン屋さんもパンも"あえて”選べない仕組みながら、会員登録者数は 30,000 人以上。スゴイ!
また通販ではなく店頭売りの「冷凍パン」もあります。『新宿マルイ本館』にオープンした新コンセプトの『Frozen Fresh POMPADOUR(フローズンフレッシュポンパドウル)』は、焼き立てパンと合わせて、“自然解凍でも美味しく食べられる「冷凍パン」”も販売。
「冷凍パン」のオンラインストア『Pan&(パンド)』の商品も、現在は『クイーンズ伊勢丹』や『松屋銀座』、『明治屋』などの冷凍食品売り場で展開中です。
『Frozen Fresh POMPADOUR(フローズンフレッシュポンパドウル)』
《3》【冷凍宅配弁当 その1】
若い人をメインに人気球場集中!
美味しさやメニューのバリエーションはもちろん、リーズナブルな価格設定、保存期間の長さなどから注目を集めている「冷凍宅配弁当」。モデルの佐藤栞里さんをイメージキャラクターにした『三ツ星ファーム』は、テレビCMも流れていたので知っている人も多いはず。手軽に美味しく栄養バランスの整った冷凍の宅食弁当を全国へ届けてくれます。
そのほかにも「糖質30グラム・塩分2.5グラム以下」の栄養価基準で、全メニューを自社の工場で調理する『nosh(ナッシュ)』。目的に合った最適な栄養バランスの食事でサポートしてくれる『Muscle Deli(マッスルデリ)』。「糖質・タンパク質量、塩分」を徹底管理した『GO FOOD(ゴーフード)』。「食べるスキンケア」をテーマにする『&meal(アンドミール)』…と、種類も盛りだくさんです。
《4》【冷凍宅配弁当 その2】
ヴィーガン対応弁当も続々誕生!
日本初ヴィーガン惣菜サブスク『ブイクックデリ』は、大使公邸料理人としてブラジル、トンガに勤務していた遠藤雅文シェフが監修。会食・パーティーを通して大臣、首相、王室の方に料理を提供し、その功績から2017年に日本帰国後、外務大臣表彰優秀公邸料理長の称号を授受している人物です。バランスの良い食事を取りたい忙しいヴィーガン生活者にはぴったり。
そのほかにも、調理済みのプラントベースフードを自宅にいながら楽しむことができる『Grino(グリノ)』では、料理に保存料や合成着色料を不使用。手軽なうえにカラダにもやさしい商品をラインアップします。また、カレー好きの人には、植物性スパイスカレー専門店『Makarimo curry(マカリモカレー)』がおすすめ。種類もさまざま用意しているので、毎日食べても飽きないかも。
《5》【冷凍食品専門店】
これまでの概念をくつがえす!
一番有名なお店は、フランスの冷凍食品『Picard(ピカール)』ではないでしょうか。人気No1.の「クロワッサン」をはじめ、日常の料理に便利な冷凍野菜、パーティーの手土産として注目を集めるスイーツなど、約380種類の商品を取りそろえています。
また近年では、百貨店などでも「冷凍食品専門店」を設けるところが増えています。たとえば『銀座松屋』にある専門店『ギンザ フローズン グルメ』では、『銀座アスター』や『みかわや』、『日東コーナー』、『銀座吉澤』といった、銀座の有名店とコラボして開発したオリジナル冷凍食品をラインアップ。その数は350種類以上!
そのほかにも『イオンスタイル新浦安MONA』内にオープンした『@FROZEN(@フローズン)』は、424平米の売り場に冷凍ショーケースがズラリ。扱う冷凍食品は1500種類以上。そして川崎市の『FROZEN JOE’S(フローズンジョーズ)』は、有名レストランのメニューや中華、スイーツ、全国の特産アイスなど、一般のスーパーでは売られていない約320品目の冷凍食品をラインアップします。
《6》【冷凍グルメ】
名店の味をそのまま自宅でどうぞ
お馴染みのファミリーレストランにも冷凍食品ブランドがあるって知っていましたか?食卓をレストランのように彩る『デニーズ』のオリジナル冷凍食品ブランド『Denny's Table(デニーズ テーブル)』。そして『ロイヤルホスト』のフローズンミール『ROYAL DELI(ロイヤル デリ)』。多彩なメニューは、いつもの食事だけではなく、ホームパーティーにもぴったり。
また高級レストランのカテゴリーでは『うかい』が手がける『UKAI GOURMET DELI(ウカイ グルメ デリ)』。カジュアルイタリアンの『HUGE(ヒュージ)』が運営する『HUGEst.(ヒュージスト)』などが勢ぞろい。そのほかにも、日本全国のご当地グルメの味をそのまま届けてくれる『Eat Travel®(イートトラベル)』といったECサイトもあるので、いろいろ食べ比べても面白そう。
『UKAI GOURMET DELI(ウカイ グルメ デリ)』
《7》【冷凍スイーツ】
和菓子から洋菓子まで盛りだくさん
コンビニから高級パティスリーまで、もしかしたらスイーツのバリエーションが一番多いかも…というくらい、さまざまなブランドが冷凍スイーツをラインアップしています。なかでも有名なサイトが『Cake.jp』。抹茶スイーツの『伊藤久右衛門』をはじめ、『ラ・プレシューズ』のチョコレートケーキ、『和栗や』の栗大福などが勢ぞろいします。
そのほかにも『三越伊勢丹』のサイトでは『ダロワイヨ』や『金澤 福うさぎ』といったブランドのスイーツを展開。さらにパティシエ辻口博啓氏が手掛ける『和楽紅屋』を筆頭に『パティスリー キハチ』『パティスリー・サダハル・アオキ・パリ』『パティシエ エス コヤマ』といった有名ブランドも、それぞれで冷凍スイーツを展開しています。クリスマスやバレンタインシーズンにもぴったり!
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