コレって、ちょっとイイかも！ SDGsな最新グルメ

食べるだけで果物の食品ロス削減に！
『PAUL』の「甘夏のパイ」を発売

ブーランジェリー『PAUL（ポール）』、フードロス削減サービス『TABETE（タベテ）』、フローズンフルーツ『HenoHeno（アートロックフルーツ）』の三者で実施しているコラボキャンペーン『フルーツレスキュー2021』。

規格外のフルーツでつくったパンを全国の『PAUL（ポール）』にて発売。2021年2月25日から2022年2月末までに、約3,700kgの食品ロス削減を達成しました。

パンの販売数にすると約73,000個！ スゴいと思いませんか？

以前にも記事で取り上げているので知っている人もいるはず。

過去記事へのリンクはこちら
『PAUL』のフルーツコラボパン7カ月間で約2,500kgの食品ロスを削減！

最初の取り組みは、2020年10月に行われた『世界食料デー月間』のコラボイベント『TABETE×PAUL×HenoHenoりんごレスキュー』。

『PAUL（ポール）』から期間限定メニュー「フィユテ・オ・ポンム」「ブリオッシュ・ポンム」を販売。商品の美味しさやコンセプトへの共感から商品の売れ行きは好調。想定より短期間で売り切れました。

その反響を受け、2021年2月25日から『フルーツレスキュー2021』がスタート。そしてこの度、期間限定で実施していたプロジェクト『フルーツレスキュー』を、通年で実施することになりました。

フルーツ類は気候の影響を受けやすく、年によって生産量に大きく差が出ます。さらに近年は気候変動に伴う異常気象の影響も大きく、台風などの被害によりキズがつき、規格品として流通ができなくなる果物も大量に発生しているのです。

こうした生産者の状況を少しでも改善するためにも、規格外品のフルーツを活用。商品開発を通して売上につなげると同時に、消費者の方にも、生産者の現状について発信する機会になればと実施しています。

＜スキーム＞
● 「特殊冷凍技術」で、フルーツ本来の美味しさを保ったまま材料として提供。
● 『PAUL』が商品開発を担当。フランスに本店を持つ高級ブーランジェリーならではの味を実現。
● 店頭で売り切れなかった商品は『TABETE』に掲載することで、食品ロスが生まれない仕組みで販売。
● 三者でPR活動を行うことで、生活者の食品ロス問題への意識向上を応援します。


手塩にかけて育てても、ひどいときには3割～5割も出荷できないこともあるフルーツ類。少しの傷も時間が経つと実が腐ってしまうので、その前に冷凍処理します。

「味が良ければ良い」という声もありますが、やっぱり、実際は見た目で選別されてしまうことが現実。こんな現実が農園で起きていることも知って欲しいです。

4月の商品は「甘夏のパイ」。サクサクと歯切れの良いパイ生地に、熊本県産の甘夏と、アールグレイ入りのアーモンドクリームをのせて焼き上げています。

皮は厚めですが無農薬だからこそより香りが良く、美味しく楽しめます。オーブンで温めるとバターがリッチに香り、生地の香ばしさと甘夏の爽やかな甘酸っぱさが特徴です。

1年を通して廃棄の危機にある果物を美味しく食べられるプロジェクト『フルーツレスキュー』。まずは「食品ロス」の課題を体感するためにも『PAUL（ポール）』の「甘夏のパイ」を食べてみませんか？

きっと気持ちの良い「甘夏」の美味しさを感じるはずですよ。

情報は2022年4月12日現在のものです。