銀座のフレンチならココ！ カジュアルから高級店までおすすめ17店

『GINZA SIX』の6階に2024年10月にオープンした『L'atelier de oto』。料理人コンペティション『RED U-35』受賞シェフならではの、繊細で新感覚のセンスと才能が生み出すフレンチを堪能できるネオビストロとして、注目を集めている。

料理は伝統的なフレンチの技法を大切に、シェフならではのエッセンスを加えて現代風にアレンジしたフレンチを楽しめる。ディナーの定番「otoディナーコース」は6品で構成。意外にも「アメリカンドック」から始まり、素材そのものの美味しさを引き立てつつ異なる食材との絶妙な組み合わせで、また違った味わいを楽しめる魔法のような料理が並ぶ。女性シェフならではの美しい盛り付けも魅力的。

白金に本店を構える『シェ・トモ』がさらなる高みを目指してオープンさせた銀座店。有機野菜や肉、魚介などに最上級の食材を用いるのはもちろん、小麦粉やオリーブオイルといった調味料にいたるまで無添加なものを使用するなど、とことんこだわっている。なかでもオーガニック素材の美味しさを多くの人に広めたいと、銀座にもかかわらずリーズナブルな価格なのも人気のひとつ

オーナーシェフは、数々の星付きレストランで研鑽を積んだ市川知宏氏。山梨県の契約農家から取り寄せる有機野菜の旨味を最大限に引き出し、できるだけシンプルに調理する。

『マロニエゲート銀座1』10階にあるフレンチの名店。「本物のフランス料理を次世代に伝えたい」という思いのもと、フレンチの巨匠・ポール・ボキューズ氏の料理を気軽に、リーズナブルに楽しめる人気のブラッスリーだ。

銀座店の料理のコンセプトは「伝統とモダン」。フランス料理の技法に忠実に、良い素材・良い火加減・良い味付けを基本に素材の持ち味を最大限に生かすのがコンセプト。当たり前のようで、難しいからこそ、実力の差がはっきりと表れる。

『東急プラザ銀座』の裏手にあるビルの地下に、エレガントで落ち着いた雰囲気の空間が広がる。全26席のほどよい広さで、店内奥には半個室もある。肩ひじ張らずに美味しいフレンチを堪能したいときに選びたい一軒。

この店はフレンチの巨匠・ドミニク・ブシェ氏がメニューを監修。ガストロノミーとビストロを合わせた"ビストロノミー"をテーマに、上質なフレンチを気軽に楽しめる。厳選した旬の食材を用いて、伝統的なフレンチの技法と伊藤シェフのセンスを駆使して紡ぎ出される料理は見た目にも華やかで、テーブルに供されるたびに感嘆の声が漏れるよう。

大衆的なフレンチと気軽に飲めるワインセレクションの豊富さで知られる『オザミワールド』が手がけた“大衆食堂”。ビストロともちょっと違い、「感覚的には日本食で言うところの“定食屋さん”です」と店長。いったいどんなお店なのか興味が沸いてくる。場所は歌舞伎座のすぐ裏手、赤いファサードと路面から数段上がったウッドテラスが目印だ。

メインはフランス家庭の食卓に並ぶような料理。コースはランチ、ディナーともに基本的にその日のオードブル、メイン、デザートで構成されるコースのみ。アミューズ以外はプリフィックス形式で、それぞれ好きな料理を選べる。

アラカルトは豊富だが、その日の入荷によって料理も価格も変動。取り分けられる料理がほとんどなので、シェアして楽しむ人が多いとか。ほかに、平日にはカジュアルランチも用意している。

「さすが銀座」という本格フレンチをいただきたいハレの日のディナーにぴったりなのが『ロドラント ミノルナキジン』。数々の名店で研鑽を積んだ今帰仁実シェフが2008年にオープン。フレンチのクラシカルな技法にシェフの研ぎ澄まされた感性から生まれる独創性をプラスした料理が評判を呼んでいる。

本場フランスで腕を磨いたからこそ気づいた、西洋から見た「和」の魅力を表現。四季折々の旬な食材とその日にもっともふさわしい繊細な技法で生みだすクラシカルモダンな味わいが特徴だ。

1997年のオープン以来、愛され続ける銀座のフレンチレストラン&ワインバー。店名はフランス語で“ワインの友達”という意味。多彩なワインと本格フレンチのマリアージュをリーブナブルに楽しめる。

メニューは季節の食材を生かした本格フレンチ。本場仕込みの味わいなのに、シェフおまかせのディナーコースでも6,000円台からとリーズナブルな価格なのが最大の魅力。プリフィクスコースが中心なので、好きなように組み合わせられるのもうれしい。メインは「国産牛ホホ肉の高貴な赤ワイン煮込み」や「フランス産仔鴨ムネ肉のロースト　オレンジ香るジュのソース」など、ワインと相性のいいものばかり。

銀座の中心地近くにある極上のフレンチレストラン『Georges un cinq』。横浜元町の名店『ドゥ エピセ』の姉妹店として2016年にオープンした。腕を振るう吾田シェフは福井県出身。日本海の豊かな漁場で獲れた魚介を中心に、肉や魚も厳選した旬の食材を用いる。

コースは10,000円から。その日の入荷によってメニューの詳細は替わるが、アミューズ、前菜、魚料理と肉料理のWメインにデザートが付くフルコースが基本。「オマール海老のロースト」がメインのコースや、豪華食材を駆使したフルコースも用意しているので、接待や特別な記念日などに最適。

高品質な料理を気軽に楽しめる"銀座の隠れ家的"フレンチレストラン。銀座・晴海通り沿いの一等地のビル地下にあり、全26席というほどよい広さ。テーブル席のほかに、オープンキッチンを囲むカウンターが10席あり、厨房のライブ感を味わったり、シェフとの会話を楽しんだりしながら過ごすこともできる。

シェフは『リッツカールトン大阪』のフレンチレストランをはじめ、本場フランスの星付きレストランで研鑽を積んだベテラン。ソムリエの資格も持ち、ワインと相性のいいビストロ料理も提供。グラスワインと単品料理で普段使いにも、月替わりのコースでデートや特別な日使いにも、どちらもフレキシブルに使い分けができる一軒を目指しているという。

銀座一丁目駅 11番出口を出てすぐ。『若山美術館』のすぐ裏にある、白い壁に赤いファサードがかわいらしい『ホテルモントレ銀座』のフレンチダイニング。ヨーロッパの古き良き時代のダイニングをイメージしたという店内は、オシャレで落ち着いた大人の空間。

ディナーは「DinnerAコース」（前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザート）など。フリードリンク付のコースなど、バリエーション豊富なので、女子会や歓送迎会などさまざまなシーンで使い分けたい。また、ホテルにはチャペルも併設しているので、レストランウェディングも可能だ。

銀座8丁目の裏路地、信楽通りに佇む、石造りの壁の一軒家。モダンなドアを開ければ、黒を基調にしたスタイリッシュな鉄板焼カウンターが待ち受ける。2階へ上がれば、温かみのある優雅なフレンチレストラン。銀座の大人の隠れ家が存在する。

国分寺の契約農家から取り寄せる有機野菜をはじめ、豊洲で仕入れる鮮魚などを使用。現地フランスで腕を磨いてきた酒井シェフ。テーマはクラシカルなフレンチ。生産者の思いや食材そのものの力をくみ取り、伝統的な製法を守りつつ、最適なフレンチの一品に進化させる。

東銀座のグルメエリアに現れたのは、銀座の肉料理の名店『マルディグラ』出身の女性ソムリエ・兼安聡子氏と、スーシェフを務めていた深味雄二氏によるフレンチビストロ＆バスク料理専門店。店名の『IBAIA（イバイア）』とはバスク語で“川”の意味。メニューはアラカルトのみ。カジュアルフレンチらしく、メニュー数は抑えめだが、バランスよく厳選されたメニューが並んでいるので、どれをオーダーしても間違いがない。

『マルディグラ』出身ならば、やはり期待するのは肉料理。牛肉、豚肉、鴨肉は常時あり、予約時に伝えれば塊肉も可能。例えば、鶏の丸焼き、仔羊モモ肉1本焼き、牛イチボの塊･･･大人気なのは1キロの「Ｔボーンステーキ」というから、肉好きが通い詰めているのが分かる。炭火でじっくりと火を入れるので、焼き時間を計算して早めに注文しよう。ほかにも隠れた人気メニューの「牛のヒレカツ」や「牛ハツ串」などもオススメ。

グルメな街・東銀座の路地裏にひっそり佇む『和フレンチ銀座 帯』は、フレンチの繊細な技法と和のエッセンスが融合した新感覚のレストラン。コンセプトは"和風フレンチと美酒のマリアージュ"。やや灯りを落とした和モダンな店内は落ち着いた雰囲気で、個室ならゆったりと、6席のカウンターなら料理長と会話を交わしながら食事を楽しめる。

料理は四季折々の旬の食材を用いて、和のエッセンスを取り入れたフレンチ。経験豊富な料理人だからこそのアイデアに驚きや発見が詰まっているので、フレンチ好きにも新鮮なはず。見た目には和食のようだが、口にするとフレンチらしさもしっかりと感じられる。

銀座というにはやや外れの新富町にあり、しかも“フレンチ”だけでなく“イタリアン”の要素も多分にあるお店だが、この店をハズすわけにはいかない。野菜がおいしいレストランの代表格『Coulis（クーリ）』は、予約が取れないことでも有名な一軒。長野にある農園に魅せられ、施設内のレストランで3年間働いた折笠シェフが、産直野菜のおいしさを余すことなく教えてくれる。

野菜は長野県から取り寄せたものが中心。季節により、ほかの地域の契約農家やシェフの実家で収穫した野菜を使うほか、市場で厳選するものも。また、春の山菜、秋のキノコなどは、山に入ってスタッフ自ら収穫することもあるという。

日によって入荷されるものも違うので、メニューはおまかせ。食材の持ち味を最大限に引き出すように丁寧に調理。旬の野菜で美しく彩られたひと皿からは、素材の力強さがひしひしと伝わってくる。

2009年、フランス・パリに誕生した『Restaurant TOYO Paris』の姉妹店が『東京ミッドタウン日比谷』にオープン。本店は、オーナーシェフ・中山豊光氏が腕を振るう、予約の取りづらいレストランとして現地で注目を集めている人気店だ。

その『TOYO』の世界観はそのままに、西洋と東洋の融合と調和を感じる「唯一無二の究極のフレンチ」を提供する。東京店を担う大森雄哉シェフは、中山氏の感性と思いを受け継ぎ、一皿ごとに芸術品のようなフレンチを創り上げる。

銀座一丁目駅より徒歩3分。『シャネル』の裏側にある全20席のこぢんまりとした隠れ家フレンチ。南フランスをイメージしたという店内は、天然石をあしらった壁、木目の床、アイボリーホワイトのチェアなど、温もりあふれる空間。昼は明るい陽光が差し込み、夜はぐっと落ち着いた大人のムードに包まれる。

店名はフランス語で「食べて、飲んで」という意味。和食出身でソムリエの資格をもつシェフと、実家が山梨のワイナリーというマダムが約20年前にオープンさせた。食材は、毎日築地で選ぶ魚介類、ファーマーズマーケットで入手する有機野菜のほか、信頼のおける業者から仕入れる肉類など、食材選びには徹底してこだわる。そのため、日によってメニューが替わることも。

店名の『Bouchon（ブション）』とは、ワインのコルク栓を意味し、リヨンでは地元民が集まる大衆的な居酒屋のことを指す。フランスのなかでも食文化が発達し“美食の街”といわれるフランス第2の都市リヨン。そんなリヨンのブション伝統料理を、和気あいあいとした雰囲気とともに伝えている。

海に面していない内陸部にあるリヨン料理の特徴は、煮込み料理や川魚・ニシンの燻製、卵やチーズを使う料理が多いこと。オーナーシェフの東氏は、あくまでも現地の料理にこだわる。自家製のシャルキュトリーをはじめ、厚切りベーコンと半熟卵入りの「リヨン風サラダ」、火傷しそうなほどアツアツの「オニオングラタンスープ」など、女性が好きな料理もたくさん。ディナーはアラカルトも豊富なので、気になったものをシェアしよう。