仕事帰りや旅先で、気になったお店にふらりと入ってみたい。誰かと約束していなくても、もっと気軽に飲みに行きたい。そんな風に「ひとり飲み」を楽しむ女性が増えています。 自由にマイペースに楽しめる、女性のひとり飲みにぴったりなお店をご紹介します。

阿佐ヶ谷「リサバル」で野菜たっぷりの家庭料理に癒されながらひとり飲み

阿佐ヶ谷「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」

※営業時間・定休日・メニュー等が変更となる場合があります。詳細は店舗までご確認をお願いいたします。

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ひとり飲み女子に人気のかわいい家庭料理のお店「リサバル」

東京 杉並区・阿佐ヶ谷の『スターロード商店街』は、居酒屋やバーが軒を連ねる、どこか懐かしい雰囲気が漂う飲み屋街。

このスターロード商店街の奥にある『リサバル』は、おしゃれでかわいいカフェのような外観が目印。阿佐ヶ谷での女子ひとり飲みにおすすめのお店です。

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」外観

はじめて訪れるお店の扉を開けるときは、誰でもドキドキするもの。ぶっきらぼうなマスターがいたらどうしよう、見かけに反してめちゃくちゃ高いお店だったらどうしよう、常連客ばかりでアウェー感満載のお店だったらどうしよう…。

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」カウンター席が中心の店内

などと、入店前から妄想がふくらむけれど、そんなとき、外から店内の様子が見えると安心。店の前を素通りしつつ、店内の雰囲気・混み具合・男女比率・年齢層などをさりげなくチェックできます。

その点、『リサバル』は扉がガラス戸なので、店内の様子が一目瞭然!
白を基調としたナチュラルなインテリアで、一人でも気負わずに入れる雰囲気です。

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」店内イメージ

店内はカウンター7席と2人用のテーブル席が2つのこぢんまりとした空間。
ひとり飲みの場合、お店のスタッフや隣席の人と気軽に話せるカウンター席はマスト!

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」看板

中央線らしいディープな雰囲気の店が多い阿佐ヶ谷スターロード界隈で、女子一人でも入りやすい佇まい。
手書き風の看板にも温もりを感じます。

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ひとり飲み初心者の女子には、女性スタッフのいるお店が安心感大!

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」店主

リサバル』は、オーガニック野菜をたっぷり使った家庭料理が味わえるお店。
料理から接客まで、店主の高田リサさんが一人で切り盛りしています。

ひとり飲み初心者の女子なら、女性オーナーや女性スタッフがいるお店だと安心。
女性同士だと自然にリラックスできて、気負わずに素の自分で過ごせる気がします。

もともと会社員として働いていたリサさんは、料理好きが高じて、2016年11月、ここ阿佐ヶ谷にお店をオープン。

飲食店での修行経験はないものの、自宅で会費制のホームパーティーを開いたり、週末にカフェで間借り営業をしながら「いつか自分のお店を持ちたい」と思っていたのだそう。そんな頃、たまたま空いていたこの物件と出合い、店をオープンすることを決意。約3カ月かけてほぼ自力で内装をリノベーションしました。

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」店主

「太陽の光が好きなので、昼飲みが大好き」というリサさんは、普段の生活も早寝早起きで健康的! 休日はキャンプやバーベキューなどアウトドアで昼飲みを楽しんでいるそう

私も一人飲みが好きなので、女性のおひとり様は大歓迎! お酒が好きで、食べるのが好きな人に来てもらえたらうれしいです」とリサさん。
気さくでサバサバしたキャラでありつつ、どこかゆるくてほんわかした雰囲気が素敵です。

リサバル』は16:00オープンなので、明るい時間からのひとり飲みも可能。

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」の「サッポロラガービール」

というわけで、まずはビール!!!

赤星”こと「サッポロラガービール」が常備されているのは、飲んべえ女子にはうれしいポイント。ほかに「キリンハートランド」や、クラフトビールも数種類用意されています。

まだ明るい時間帯から、外の陽射しを感じつつ冷たいビールをゴクゴクと喉に流し込む瞬間……間違いなく最高!!!
うすはりグラスで出してくれるのも、ちょっとぜいたくな気分です。

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オーガニック野菜たっぷりの家庭料理は身体が喜ぶやさしい味

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」の黒板メニュー

リサバル』では旬の野菜を使った料理やお店の定番メニューを、週替わり・日替わりで計10種類ほど用意。
店内の黒板を眺めながら「これおいしそう、あれも食べたい・・・」とつい迷ってしまいます。

そんなとき、おひとり様にうれしいメニューが「おまかせ前菜盛り合わせ」。
4~5品の料理を盛り合わせているので、いろいろな料理を少しずつ食べたいワガママ女子にもおすすめ。どれも素材を生かしたやさしい味で、仕事に疲れたお一人女子に染みるおいしさ…。

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」の「おまかせ前菜盛り合わせ」

「おまかせ前菜盛り合わせ」は1人前980円~。この日の料理は「枝豆のにんにく醤油炒め」「自家製オイルサーディンと紫じゃがいものスパニッシュオムレツ」「大山鶏レバーペースト」など

リサバル』では、茨城県石岡市にある『阿部農園』の無農薬有機栽培の野菜を使用。農園では年間100種類ほどの野菜が作られており、季節ごとにいろいろなものが届きます。

阿部さんの野菜を始めて食べたとき、あまりのおいしさにちょっと感動して。この人の作った野菜を使いたい!と強く思ったんです」。
と語るリサさんは、オーストラリアのエコビレッジを訪れたり、茨城県で田舎暮らしの経験もあり、有機農法やパーマカルチャーの知識も豊富。
自分のお店では、季節の野菜をたっぷり使った料理を出そう、と決めていたのだそう。

やっぱり旬のものが一番おいしいですよね! 毎回、届いた野菜を見ながらメニューを考えるのが楽しみ」というリサさん。ここの料理は、まさに“野菜が主役”なのです。

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」の季節のメニュー例

左「きゅうりのバンバンジー風水餃子」600円。キュウリの歯ごたえと餃子の皮のつるんとした食感がマッチ。 右「キタアカリのフライドポテト グリーンハリッサと」580円。パセリとパクチーのハリッサソースはビールが進む味

メニューには煮物や和え物といったホッとする味の和食を始め、「納豆とセロリの春巻き」「たくあんのブルスケッタ」など、食材の組み合わせやアレンジに独自のセンスが光る創作料理が並びます。

これってどんな味?」と、思わず興味がわく個性的なメニューもあり、選ぶ楽しみが尽きません。

いろんな料理の中で『家庭料理』がいちばん好きなんです。レストランなど専門店の料理もおいしいけれど、家で作る料理は、自分や家族の毎日の身体を考えて作るものでしょう? 同じ料理でも作るたびに味は少しずつ違うし、その規則性のなさもおもしろいですね」というリサさん。

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」の「自家製台湾風腸詰め」

台湾に住む知人からレシピを習得したという「自家製台湾風腸詰め」790円

また、各国料理のエッセンスを取り入れた無国籍なおつまみも『リサバル』ならでは。リサさんは海外を旅するときは現地にホームステイなどをして、その国の家庭の味を覚えるのが趣味なのだとか。

メニューにあったら迷わず注文したいのが、リサバル名物「自家製台湾風腸詰め」。
一般的な台湾料理店の腸詰めよりもソフトな食感。
八角の香りと豚肉の旨み、ほのかな甘みが、ビールはもちろん、ワインや日本酒、ハイボールにも合う!

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」の棚に並ぶ自家製食材の数々

リサさんは、梅干し、らっきょうといった日本の伝統的な保存食はもちろん、納豆や豆腐、おから、さらには沖縄の珍味「豆腐よう」も手作りしてしまう“自家製マニア”。
お店の棚には、さまざまな保存食が並んでいます。
祖母や母が季節の手仕事を大切にしていたので、私も自然と自家製好きになりました。特に、祖母が漬ける昔ながらのしょっぱい梅干しが好きで。既製品の梅干しはこれまで一度も買ったことがありません」。

一年の中で限られた季節にしか仕込めない保存食や、旬の野菜を使った料理の数々。リサさんの料理は、まさに日本の四季と共にあるといってもいいかもしれません。

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自然派ワインや自家製サワーなど身体にやさしいお酒が充実

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」の自家製果実酒

自家製のいちごウイスキー、やまもも酒など、季節の自家製果実酒を使った「季節の手作りサワー」は680円~。手前のグラスは夏限定の「紫蘇サワー」

飲み物は自然派ワインや日本酒など、リサさんがセレクトしたお酒のほか、旬の果物で作る「季節の手作りサワー」もおすすめ。
春はいちごウイスキー、初夏は紫蘇サワー、秋には柿ウイスキーなど、季節ごとにいろいろなお酒が登場します。

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ひとり飲み女子大歓迎! 居心地のよい空間が女性客に人気

ところで、女子のひとり飲みで意外と難しいのが、まわりのお客さんとの会話や距離感の取り方。

一人で飲んでいると逆に気を使ってくれるのか「彼氏いないの?結婚してないの?」など無邪気にプライベートな質問を投げてきたり、「うちの娘は〇〇で…」と父親モードで距離を縮めて来たり、挙句には“ひとり飲み=出会いを求めてる”と決めつけてきたり。

ゆっくりひとり飲みするつもりが、隣席のおじさんの話を延々と聞く羽目になり「 せっかくのひとり飲みタイムなのに…!」とモヤモヤ・・・ひとり飲みが好きな女性なら、一度はそんな経験があるかも。

「リサバル 家庭料理とお酒いろいろ」のカウンター席

その点、『リサバル』は女性客の割合が7割以上と断然多いので安心! 店主のリサさんを挟んで、女子トークで盛り上がることもしばしば。お客さまは自立した女性が多いので、女どうし特有の馴れ合いやマウンティングといった煩わしさもありません。
ちなみに、男性客も文科系男子やジェントルマンが多いので、リラックスしてひとり飲みを楽しめるはず。

周りに気を遣わず、自分のペースで好きなものを食べて飲める一人の時間は、自分へのささやかなごほうび。女子一人でも心地よく過ごせる『リサバル』は、まさに阿佐ヶ谷のひとり飲み女子のオアシスです。

店舗情報
リサバル カテイリョウリトオサケイロイロ
リサバル 家庭料理とお酒いろいろ
電話をかける
電話番号:03-5356-6931
東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-5
JR阿佐ヶ谷駅 北口より徒歩5分
3,000円~4,000円
定休日 日・月休
営業時間 16:00~23:00
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