スシローグループの新業態は“鮨と酒と肴”! 神楽坂に大衆寿司居酒屋『杉玉』グランドオープン!

神楽坂の毘沙門さま”として親しまれている『善国寺』の向かいに、3月30日(金)、木造りの大衆居酒屋が誕生しました。

店頭に置かれた寿司のオブジェ、鮮やかな紺色の暖簾、ぶら下がった杉玉。この店は、“寿司と肴と日本酒を楽しむ”大衆居酒屋『杉玉』。回転寿司の大手『スシローグループ』が手がけた新業態の旗艦店です。

『杉玉』の外観
『杉玉』のロゴ

実は、神楽坂店は3号店。既に1号店は兵庫・西宮、2号店は東京・神保町にオープンしていますが、『スシローグループ』であることはあえて公表しませんでした。“何の先入観もないままで利用してもらいたかったから”だそう。住宅地にほど近い『西宮』、オフィス街にある『神保町』での経験を踏まえ、旗艦店を『神楽坂』に構えました。

神楽坂店はどんなお店でしょうか。ご紹介しましょう。

引き戸を開けると、木の温もりを感じられる清潔感あふれる店内。寿司ネタの並ぶショーケース前はカウンター席、壁側には2人用のボックス席、奥には掘りごたつ席と続きます。

こぢんまりとしているように見えて、45席というなかなかの広さなので、宴会にも利用できそう。あえてオシャレすぎず、場末感を出さず、ちょうどいい万能なデザインにまとめたそう。

『杉玉』のカウンター席
『杉玉』の座敷

店頭にも店内にも掲げられている“杉玉”。もともとは、日本酒の造り酒屋などで新酒ができたお知らせとして吊るしていたもの。縁起物としてこの店のシンボルの役割を担っています。

ちなみに“杉玉”というと、茶色だと思っている人も少なくないようですが、もともとは杉の葉で作るので、苔玉のような緑色。時間とともに色褪せていくことで、酒の熟成度を知らせていたそう。

『杉玉』の外の杉玉
店内の杉玉

『杉玉』を掲げる=日本酒。屋号に“鮨・酒・肴”とあるようにこの店は『大衆寿司居酒屋』。『スシローグループ』の強みである「うまくて安いものを世界中から集める」調達力が活かされています。客単価2,500~3,000円は、神楽坂という立地、このクオリティーではなかなか実現しないもの。

さて、メニューを眺めると、 寿司、天ぷら、刺身、つまみ、〆、デザートまで80種以上が並んでいます。

料理メニュー

王道寿司」は、まぐろ、いわし、サーモンなど定番のネタがずらり。すべて299円(税抜)で、ネタによって1貫・2貫・3貫と数量が異なります。サーモン、帆立貝柱、とろ〆さばの「欲張り、炙り。」や、あじ、〆さば、いわしの「欲張り、ねぎまみれ。」などの【欲張り三貫】なら1貫ずつ異なる種類のネタを楽しめるので、より多くの種類を食べたい人、おひとり様にぴったり。

そして、目玉の「極み寿司」も299円(税抜)均一。驚きと遊び心たっぷりの寿司が並びます。「赤海老 他人の子持ち」「炙り帆立 トリュフのせ」「鮪ロッシーニ風」など、メニューを見ただけでは想像できず、つい頼んでしまいます。

■「キャビア寿司」(1貫299円/税抜)
開けてびっくり、キャビア(ランプフィッシュキャビア)がぎっしり! スプーンでいただきます。キャビアの下にはねぎまぐろとシャリ。とても贅沢な気分に浸れます。ちなみに缶は持ち帰り禁止!

『杉玉』の「キャビア寿司」
『杉玉』の「キャビア寿司」2

■「飲めるサーモン」(2貫299円/税抜)
“飲める”という表現が大げさではないほど、口の中でとろけていくよう。

『杉玉』の「飲めるサーモン」

■「えんがわの昆布〆炙り」(2貫299円/税抜)
ほんのり香ばしいえんがわ。昆布の風味がじんわりと広がります。

『杉玉』の「えんがわ」

シャリの色がほんのりと色づいているのに気付きましたか? 実はバルサミコ酢を使っているそうです。しっかりとネタを味わって欲しいので、あえて小さめ。


肴もユニーク。「鬼おろしが主役。脇役に生ハム。」(299円/税抜)、「ミシュラン三ツ星の旨味」(399円/税抜)、「ラーメン○郎のもやし」(299円/税抜)など、とても興味をそそられます。

■「杉玉ポテトサラダ」(399円/税抜)
刻んだガリ入りポテトサラダをまあるく整え、あおさのり入りのパン粉をまぶした姿はまさに「杉玉」。スプーンで崩しながら食べると、中からサプライズが!

『杉玉』の「杉玉ポテトサラダ」
『杉玉』の「杉玉ポテトサラダ」2

■「雲丹醤油で食べるシュウマイ。欲張りなシュウマイ3種盛り<海老、イカ、うなぎ>」399円(税抜)
長方形のシュウマイの上にネタをトッピング。面白い味のコンビネーション。雲丹醤油の濃厚な旨味がクセになります。

「雲丹醤油で食べるシュウマイ。」
うなぎ

ほかにも
■「天然本鮪の円盤ステーキ」 ※入荷次第、数量限定での販売

「天然本鮪の円盤ステーキ」

■「天然みなみまぐろ中落ち ほじくり手巻き」 ※入荷次第、数量限定での販売

「天然みなみまぐろ中落ち ほじくり手巻き」

など、迫力たっぷりのメニュー! どれもインスタ映え間違いなし。

寿司・肴ときたら、次はお酒。

ドリンクメニュー

寿司といえば日本酒。15種ほどを用意していますが、「いろいろな日本酒を楽しんでほしい」と、なんと半合(60ml)・1合・2合で用意。どの銘柄もバランスがいいのですが、ここはやはり、青森「杉玉 純米」(半合299円/税抜)を。たまたま店名と同じ名前で、飲んでみたら美味しかったという偶然の出合い。焼酎はオリジナルパッケージまで用意する。その名も「すべては鮨のために」。

日本酒「杉玉」
オリジナル焼酎

そのほか、ビールや酎ハイ、サラリーマンを中心に人気の「レモンサワー」「塩サワー」「強炭酸ハイボール」など。女性にはワインもおすすめ。

ちなみにランチは「まぐろ丼」「海鮮炙り丼」など1,000円前後が中心。ちょっとリッチにいきたいときは、寿司10貫に茶碗蒸しが付いた「 握り【恵比寿】 」1,990円(税抜)もあります。さらに飲み放題付「宴会コース」も3,500円から。

スタッフの制服もエプロン&蝶ネクタイとひと工夫。こんなところからもお客さんとのコミュニケーションが生まれそう。

『杉玉』のスタッフ

「うまい」は当たり前、驚きがたっぷりと詰まった寿司と料理、アットホームな雰囲気に「また行きたい」と思わせてくれそうです。

個人で経営している町の寿司屋がどんどん暖簾を下ろしていくという淋しい状況の中、『スシロー』は寿司市場を広げていきたいと考えています。『杉玉』を9月までに関東1店、関西1店、5年で100店の展開を目指しているそうです。

ほとんどのメニューが299円(税抜)~399円(税抜)というお手頃価格。『スシロー』の回転寿司のイメージで考えてしまいますが、ちゃんとしたカウンター寿司の味わい。ひとりでも、デートでも、宴会でも。まずは一度行ってみるべきです。



店名鮨・酒・肴 杉玉 神楽坂店
住所東京都新宿区神楽坂4-2 阿波谷ビル1F
電話番号03-5206-3633
営業時間11:30~14:30、17:00~23:30/土日祝11:30~23:30
定休日不定休
オフィシャルサイトhttps://www.sushiroglobalholdings.com/

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