1971年創業、京都を代表する喫茶店のひとつ『前田珈琲』。もと呉服店の建物を改装して1981年に開店した『前田珈琲 室町本店』は京都市中心部の蛸薬師通に面し、地下鉄烏丸線 四条駅からもすぐ近く。

「マエダコーヒー本店」と彫られた看板や瓦屋根、「MAEDA」の文字をアレンジした大きなのれんなど、モダンさと和の設えが調和した外観が、京都の街並みにしっくり馴染んでいます。

店内はクラシカルなインテリアにゆったりとしたソファ席が印象的。京都市内を中心に20店舗を展開する『前田珈琲』の中でも、もっとも広い100席を有する大型店舗のため、いつ訪れても自分のペースでリラックスして過ごせます。

トーストからナポリタンまで、バラエティ豊かなモーニングメニューが魅力

営業時間は朝7時から。モーニングタイムは約10種類のメニューが揃い、もっとも人気なのは「スペシャルモーニング」。
サクッと香ばしく焼かれたトーストは、京都の老舗ベーカリー「進々堂」のイギリスパンを使用。たっぷりのサラダにオムレツ、ベーコン、ミニオレンジジュース、選べるドリンクも付く、まさにモーニングのお手本のようなセット。

「ふわふわ焼き玉子サンド」は、ふっくら焼き上げた玉子焼きとスライスしたきゅうりの歯ごたえ、コクのあるマヨネーズが、ふんわり柔らかな食感のパンと相性抜群。朝食にもちょうどよいボリューム感のサンドイッチ。

ちょっと贅沢なモーニングには「ローストビーフサンドセット」を。京都の老舗肉店「モリタ屋」のローストビーフをたっぷり挟んだ食べ応え抜群のサンドイッチ。しっとり柔らかな国産牛の豊かな旨味が広がり、朝からリッチな味わいを楽しめます。

さらに、モーニングメニューには前田珈琲の名物「ナポリタン」もラインアップ。マッシュルーム、ベーコン、タマネギ、ピーマンという王道の具材をケチャップで炒めた、創業時から変わらない味で不動の人気を誇る一品。しっかりパワーチャージしたい日の朝食にぴったり。

香り高い一杯のコーヒーとともに、極上のリラックスタイムを過ごせる喫茶店

そして、創業以来の看板メニューであるコーヒー「龍之助」は、苦味控えめで飲みやすく、すっきりとした後味のスペシャルブレンド。モーニングセットのドリンクにも選択可能です。

『前田珈琲』のコンセプトは「コーヒーを通じて全ての人に感動と喜びと幸せを」。コーヒーは「茶の湯」に通じるものと考え、すべての工程でベストを尽くし最上な状態で提供されます。

コーヒー豆は世界各国の高品質なものから、もっとも状態のよい豆を厳選。店内には直火式焙煎機でコーヒー豆を炒るよい香りが漂います。豆を挽くミルにもこだわり、創業時から変わらないネルドリップで丁寧に抽出しています。

香り高いコーヒーのお供に欠かせないスイーツ類は「復刻 バルーン」や「いちごショート」といったケーキやフレンチトーストなど種類豊富。

また、ランチタイムは「ミニミートスパゲティ」「ミニハヤシ」「ミニローストビーフ丼」など、12種類のハーフサイズメニューを提供。喫茶店でありながら、パスタやカレー、丼までと幅広いメニューからも、京都の人々の日常に根差した喫茶店であることが伺い知れます。

そして、店内にはこのご時世に珍しく喫煙席も用意され、愛煙家にとっては貴重な飲食店。店内奥は禁煙席のため、タバコが苦手な人も安心して過ごせる造りになっています。

出勤前のひと時や休日の朝食、仕事や観光の合間のランチにと、どんな場面でも温かく迎えてくれる喫茶店『前田珈琲 室町本店』。京都で半世紀以上にわたり愛される理由は、そんなホスピタリティの高さにあるのかもしれません。

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