北イタリアの郷土料理をアラカルトで
Grolla(グロッラ)
学芸大学にオープン
北イタリアの郷土料理をアラカルトで味わえる、大人が通いたいトラットリア『Grolla(グロッラ)』が、目黒通り沿いに2024年5月15日(水)オープン。
場所は、学芸大学駅から徒歩15分ほどのところにある建物の一角。ガラス張りのスタイリッシュな外観が目印です。
店内は、アンティーク家具と小物がオシャレな、木の温もりを感じる居心地の良い雰囲気。イタリアの名品『リチャードジノリ』の食器やカトラリーを使用することで、料理の魅力を一層引き立たせます。
店名の「Grolla(グロッラ)」とは、イタリア北西端ヴァッレ・ダオスタ州でつくられる木彫りの器のこと。「友情の杯」とも呼ばれています。
親しい仲間や家族との絆が深まる場所でありたいという想いを込めて名付けたそう。
ダイニングフロアは、カウンター席メインの1階のほかに、テーブル席を設置する2階と3階を用意。おひとりさまから、複数人での食事まで、幅広いシーンで気軽に利用することができます。
オーナーシェフの桐山淑雅氏は、都内の有名レストランをはじめ、本場イタリアで腕を磨いてきた実力派。新店では、ホッと心温まる煮込み料理など、北イタリア伝統の家庭料理を提供します。
もともとアルプス山脈に近く酪農が盛んな北イタリアでは、煮込みや、バター・生クリームを使用した濃厚な料理が多いところも特徴です。
メニューでは、たっぷりの黒コショウで一晩マリネした牛肉を赤ワインで長時間煮込んだトスカーナの郷土料理「ペポーゾ」など、北イタリアの伝統的な料理が勢ぞろいします。
それではメニューの一部をご紹介しましょう。
■「アニョロッティ インブロード」(2,500円)
アニョロッティはピエモンテの方言で「ラビオリ」という意味がある北イタリアの伝統的なパスタ。丁寧にとった澄んだブロード(出汁)と合わせていただきます。
■「ペポーゾ」(2,900円)
イタリア語の「Pepe(黒コショウ)」に由来するトスカーナの郷土料理。たっぷりの黒コショウに一晩漬け込んだ牛肉を赤ワインでじっくりと煮込んだワインが進むひと皿です。
■「マグロとビーツタルタル」(2,100円)
イタリアでは牛の生肉がポピュラーですが、こちらでは日本人に馴染み深いマグロを使用。アンチョビと卵黄のソース、マグロの赤色が視覚的にも美しいひと品。
■「プンタレッラサラダ」(1,900円)
独特の風味と苦みを持つローマの野菜プンタレッラを使用したサラダ。プンタレッラ自体のかすかな苦味とアンチョビを合わせました。
■「トリノ風カツレツ」(4,200円)
ピエモンテで有名なパン「グリッシーニ」をパン粉にして揚げたボリューム満点のカツレツ。カリカリサクサクした衣の歯応えと、やわらかい肉のコントラストが楽しめます。
■「グロッラ」(800円/人)
店名にもなっている酒器「グロッラ」も用意。寒い地域ならではのリキュールとコーヒーを合わせた心身の温まる飲み物は、食後酒としておすすめです。
なお器にはいくつもの飲み口が付いていて、中身が空になるまで、各人の飲み口から回し飲みをする文化があります。まさに「友情の盃」!
そのほかにもドリンクでは、イタリアワインはもちろん、ぶどうジュース「アランミリア」などもラインアップ。料理とのマリアージュをいろいろ楽しみましょう。
若きイタリアンシェフが挑む、北イタリア郷土料理を楽しめるトラットリア『Grolla(グロッラ)』。アンティークショップといったハイセンスなお店が並ぶ目黒通り沿いにぴったりの一軒といえます。
情報は2024年6月13日現在のものです。
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