名古屋を代表する喫茶店『コンパル』。昭和22年（1947年）の創業以来、大須本店をはじめ8店を展開しています。

見事な断面のサンドイッチが人気で、テイクアウトも可能。名古屋へ出張した際に『メイチカ店』（※再開発に伴い一時休業中）で購入し、新幹線に乗り込んだビジネスマンも多いことでしょう。

名古屋の喫茶店文化を築いた名店は、モーニングも人気です。3号店にあたる『コンパル 栄西店』は1965年オープン。地下鉄「栄駅」につながる地下街『栄 森の地下街』にあります。

食品サンプルが並ぶショーケースがレトロな雰囲気。古き良き喫茶文化がここに息づいています。もちろん、テイクアウト用の窓口も健在。

店内は白を基調に、黄色の椅子と木目のテーブルが並ぶスッキリとした雰囲気。約60席あり、誰もが入りやすく、過ごしやすい空気が流れているのも魅力です。ビジネスマンや学生、観光客など、さまざまな人たちが思い思いの時間を過ごしています。

モーニングメニューは1種のみ。朝8時から11時まで注文できます。

■「モーニングセット」（ハムエッグトースト）　好みのドリンク+150円

ハム、たまご、千切りキャベツをトーストでサンド。シャキシャキのキャベツとカツソースがどこか懐かしく、ほっこりとした気分に。多すぎず、少なすぎずのちょうどいいボリュームが朝の元気をくれます。

『コンパル』こだわりのドリンクといえば「コーヒー」。厳選した珈琲豆を創業以来の独特な配合でブレンドし、濃く抽出するために細挽に挽き、独自に考案したネルフィルターで熟練した技術を持ったスタッフが心をこめて抽出しているそうです。

「ホットコーヒー」は、濃厚で深みのある味わいと、まるみのあるコクが特徴。生乳のみでつくった、添加物不使用のフレッシュクリームと砂糖を加えていただきます。

「アイスコーヒー」をオーダーすると、デミタスカップに入ったホットコーヒーと氷の入ったグラス、クリームが運ばれてきます。

このコーヒーは「ホットコーヒー」と同じ豆・同じ量の粉を少なめのお湯で濃く抽出しているので、氷入りのグラスに注ぐと、味や香りが変わることなく瞬時に冷却され、「ホットコーヒー」と同じ濃度に仕上がるというものです。先に「ホットコーヒー」に砂糖を入れて溶かしてから、グラスに注いでください。

ドリンク一例

『コンパル』といえば、サンドイッチ。レストランで勤務していたシェフをスカウトし、本格的なサンドイッチメニューを提供するようになったのが1960年のこと。サンドイッチは一日中オーダー可能です。

現在では20種以上ものメニューが並び、なかでも「エビフライサンド」は不動の人気を誇っています。

■「エビフライサンド」1,100円

こんがりとトーストした食パンにエビフライが3尾！キャベツのコールスロー、卵焼きとともにサンドし、カツソース＆タルタルソースをたっぷり。プリっとしたエビ、シャキシャキのキャベツ、歯切れのいいトースト、と食感の違いも楽しく、アッという間に食べてしまいます。

■「コーチン玉子サンド」780円

名古屋コーチンの卵を使った贅沢な厚焼き玉子はふわっふわ。スライスしたキュウリ、ソース、マヨネーズととも挟んだリッチなサンドイッチ。

■「ポークカツサンド」800円

■「ミックスサンド」700円

そのほかサンドイッチ一例

もちろん、名古屋といえば、の「小倉トースト」（570円）や喫茶店の定番「フルーツパフェ」（800円）などもラインアップ。

名古屋の喫茶店文化を牽引してきた人気店のモーニングで、美味しく爽やかに目覚めましょう。素晴らしい一日がはじまる予感がするはずです。

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